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【栃木県】

ポーチ手作り、販売へ 栃木・真岡、特別支援学級の生徒

下野新聞 2017年12月21日(木)

ポーチを作る生徒たちと出来上がった色鮮やかなポーチなどの作品

地域とつながり体験も
 【真岡】真岡中特別支援学級の生徒たちが色鮮やかなポーチを手作りし、真岡木綿会館西側駐車場で開かれる「天の織姫(おりひめ)市」に初出品する。「支援級の生徒の作品だから」ではなく、「本当にいいもの」として買ってもらうことが目標。自ら店頭に立って、客とやりとりしながら売る予定で、地域とのつながりなどを体験する機会になりそうだ。
 学習や学校生活にサポートが必要な子の特別支援学級1〜3年生計9人は、これまで工場の銅板製品、体育で使う鉢巻きなどを作ってきた。もの作りの喜びや仕事の手応えをもっと感じてもらおうと、同校PTAなどでつくる「手をつなぐ親の会」の協力を受け、お手製商品を織姫市で売ることにした。
 担任の豊田昌子(とよだまさこ)教諭(46)らの支援を受け、生徒は10月、使いやすいポーチについて全教員に聞き取りした。おしゃれな柄のビニールコーティング生地を使い、布裁断、ミシン縫い、アイロンがけなどを手分けして作業。包装のラベルなどもパソコンで製作した。
 出品するのは、大小二つのポーチとペンケースの3種類。毎日2時間作業し、目標としていた計100個は11月中に出来上がり、現在「増産」中だ。
 生徒と教員3人で計12人になることから、1ダースを意味するフランス語「ユヌ・ドゥゼーヌ」をブランド名とした。生徒は遅刻が減ったり、指示がなくても作業を始めたりするようになった。豊田教諭は「自立性・主体性が高まった」と目を細め「織姫市への期待が大きくなっている」と感じる。
 当日は経費計算なども生徒が担う。価格は400〜600円。3年新保香帆(にいぼかほ)さん(15)は「最初は、ズレてしまったミシン縫いが、ちゃんとできるようになった。商品作りは楽しい」。3年冨山美空(とみやまみく)さん(15)は「販売はドキドキするけど、頑張る」と意気込んだ。

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