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【岡山県】

障害者に本無料宅配 2月から、高梁市図書館

山陽新聞 2018年2月6日(火)

サービス開始に向けて専用バッグの容量を確認する職員

 高梁市図書館(旭町)は2月から、市内の身体や精神などに障害のある人を対象に本の貸し出しの無料宅配サービスを始めた。電話やインターネット、ファクスなどで申し込むと自宅に本が届く。備中地域の公立図書館では初めての取り組み。

 対象は身体障害者手帳1級か2級、療育手帳A、精神障害者保健福祉手帳1級を持つ高梁市民。図書館利用登録と、初回に手帳の確認(ファクスなどでも可)が必要となる。

 貸し出しは5冊までで、返却期限は1カ月。利用者から読みたい本の連絡を受けると、職員が専用バッグ(縦28センチ、横43センチ、幅14センチ)に本を入れ、宅配業者が届ける。バッグには返送用の伝票が付いており、読み終わったら業者に集荷してもらう仕組み。

 申し込みは家族らでも可能。自宅のほか、入居する福祉施設など市内であれば指定の場所へ配送する。バッグに入らない大型本や紙芝居、CDやDVDは対象外となる。

 備中地域の公立図書館では、倉敷市が同様のサービスを提供しているが復路便の料金は利用者の負担となる。このほか県内では岡山市が全て無料で職員が届けている。

 高梁市図書館によると対象者は800人以上とみており、自力で来館が難しい人に負担なく読書を楽しんでもらう狙い。配送料は市から新たな財政支援を受けず、指定管理費内で賄う。

 担当の山本裕司司書は「市内を巡る移動図書館でも応えにくいニーズに対応したい。今後は図書館から離れた場所に住む1人暮らしの高齢者らにも拡充を検討していく」と話している。

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