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【京都府】

障害者の農業スキル認証 京都府が全国初、定着促進へ

京都新聞 2018年2月7日(水)

障害者が育てた農産物を販売するスーパー(京都市南区)

 京都府は、障害者の農業就労に関する全国初のキャリア認証制度を設ける。2月に始める講座の受講生から順次認証し、2018年度から本格運用する。認証者それぞれの能力に応じた地位や賃金の確保を、農業に取り組む就労支援事業所に働き掛ける。認証制度を広く浸透させ、一般企業への就職促進にもつなげる。

 障害者の力を農業に生かす「農福連携」を後押しする狙い。本年度は「プレ認証」として、2〜3月に5回(計20時間程度)の講座を実施する。就労支援事業所のさんさん山城(京田辺市)や種苗大手のタキイ種苗(京都市下京区)の協力を得て、農業に関心がある障害者を5人程度、指導する。プレ認証を受けた人には、20年度までに追加講座の受講を求める。

 18年度からは基礎課程を開講し、3カ月間で10回(計40時間程度)の講義と実習を計画している。障害者に農作業の基礎知識やマナーを教え、畑づくりから種まき、間引き、追肥、収穫まで一連の作業をはじめ、収穫した野菜の加工や販売も体験してもらう。

 18年度以降には、応用課程の開講も検討する。能力と経験に応じた等級を設定し、障害者の農業スキルの「見える化」を図る。

 府障害者支援課は「全国で障害者のキャリアアップに向けた取り組みが進んでいるが、定着していない。障害者が働きやすい体制を構築したい」としている。

 府内の就労支援事業所のうち、農福連携を進めているのは2割近い約60カ所に上る。府は昨年5月に「きょうと農福連携センター」を開設し、事業所に関連経費の補助や助言を行っている。

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