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【島根県】

高齢者のフレイル予防 医療専門学校生が健診、改善の提案

山陰中央新報 2019年11月26日(火)
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高齢者の健康状態を確かめる学生(左)

 松江総合医療専門学校(松江市上大野町)と松江市、同市大野地区の連携事業で、同校の学生が24日、大野地区の高齢者の健康状態を診断した。「フレイル」と呼ばれる虚弱状態になるのを防ぐのが狙い。筋力などを測ったほか、公民館の健康サークル活動や家庭でできる手軽な運動も紹介し、個々に応じた改善プログラムを提案した。

 フレイルは加齢に伴って心身の機能が低下した状態で、「要介護」になる一歩手前を指す。健康寿命を延ばすにはフレイルになるのを防ぐのが重要になる。

 大野地区は65歳以上の高齢化率が44・1%と高く、市はモデル地区としてデータや状態改善のノウハウを蓄積し、他地区への展開を目指す。

 この日は、学校と地域が一体となった実践教育の場として昨年から行う「大野健康フェスティバル」の一環で、診断を実施した。学生約80人が参加し、訪れた高齢者に35のチェック項目に答えてもらった上で、握力や5メートル歩行の時間、口周りの筋肉などを計測。結果を踏まえて、保健師や歯科医、薬剤師らと共に健康対策や改善プログラムを紹介した。高齢者の健康状態は定期的に調べる。

 理学療法士科3年の井上竣哉さん(20)は「このような機会を増やして、地域の方々の健康を守っていきたい」と話した。