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【高知県】

避難時に障害や持病、アレルギーなど必要な援助をカードで明示

高知新聞 2019年12月25日(水)
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SOSカードについて説明する高橋昌美さん(高知市日の出町の昭和小学校)

 高知市下知地区の自主防災会などはこのほど、障害や持病、アレルギーのある人が災害時に必要な援助を書き込む「SOSカード」を製作し、22日、高知市の昭和小学校でカードを使った初めての避難訓練を行った。

 避難所などでの災害弱者の対策は大きな課題だが、知的障害やアレルギーなどのある人は自ら意思表明しなければ支援の必要性が分かりにくい。「SOSカード」は、南海トラフ地震に備えて下知地区の住民らが製作。障害や病気、アレルギーの種類のほか、服用している薬などを書き込み、避難時に首から掛けておくことで周囲から適切な支援が受けられる。

 この日は、自主防メンバーが小学校に避難してきた住民にカードを手渡し、書き込む内容を説明。その後の講習会では、自閉症の子を持つ高橋昌美さん(51)が「カードを付けている人は見た目には分からない障害や病気があると思って配慮してほしい」と呼び掛けた。今後、さらに詳細な内容が記載できるようにカードを改良していくという。

 心臓に持病があるという武市幸子さん(77)は「SOSカードには、飲みゆう薬と発作が起きたら助けてほしいと書きます」と話していた。(宮内萌子)