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【石川県】

小松市民病院が顔認証システムを導入 公立病院では全国初

中日新聞 2020年1月9日(木)
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顔認証システム搭載の受付機。上部のカメラで認証する=石川県の小松市民病院で(同病院提供)

 石川県の小松市民病院が今月14日から窓口での受け付け業務に顔認証システムを導入する。人工知能(AI)が事前登録した顔写真と照合し、本人確認する仕組み。診察券がなくても受け付けや会計ができるようになり、患者の利便性が高まる。市民病院によると、受け付けに顔認証を導入するのは全国的にも珍しく、公立病院では全国で初めて。

 システムを利用するには、総合受付で事前に顔写真を撮影する必要がある。2回目からは再来受付機のカメラの前に立つと、AIが本人確認をして受付票が発行され、診察券は不要となる。3台ある再来受付機のうち2台を顔認証対応とする。従来通り診察券での受け付けもできる。

 これまで診察券を忘れた場合、手続きが必要だったが手間が省ける。顔写真は自動的に患者の電子カルテにも登録され、診察や手術の際に患者の取り違えを防げるメリットもある。

 顔認証は全国の病院で利用が進んでいるが、ほとんどが認知症患者の無断外出防止などが目的。受け付けに導入しているのは全国的にも数少なく、県内では初めて。サービス向上のため導入に踏み切った。病院の担当者は「受け付けから会計までスムーズにできるシステムで、安全性も高まる」と利用を呼び掛けている。(青山直樹)