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【徳島県】

徳島県立中央・海部病院4K映像 5Gで遠隔診療実験

徳島新聞 2020年1月23日(木)
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5Gで伝送された映像(左側のモニター)を見ながら患者を診察する専門医=徳島市の県立中央病院

 徳島県とNTTドコモ四国支社(高松市)は21日、第5世代(5G)移動通信システムを活用した遠隔医療の実証実験を、県立中央病院(徳島市)と県立海部病院(牟岐町)をつないで行った。春から実用化が始まる5Gの通信網を使って遠隔医療に取り組むのは国内初という。

 実験では、中央病院にいる専門医がウェブ会議システムや4Kカメラの映像を通じ、海部病院にいる糖尿病患者を診察。患者の腹部や足の裏を撮影し、専門医が海部病院の医師に助言するなどした。

 5Gは鮮明な画像など大容量のデータを超高速で送ることができ、通信のタイムラグが小さいのが特徴。実験に参加した海部病院の江川創医師(40)は「鮮明な画像だと、皮膚の血流など言葉での表現が難しい部分が伝わる。患者にとっても専門医の受診機会が増えるのでありがたいシステムだ」と話した。

 中央病院の白神敦久糖尿病・代謝内科部長(49)は「予想以上にきれいな画像が見られた。これを基に重要な皮膚病変を早期に見つけることができると思う」と指摘。受診した海陽町浅川、木下忠吉さん(73)は「対面と同じように先生とコミュニケーションができ、安心して診察を受けられた」と語った。

 2月14日までに、あと3回程度の実験を行い、映像による色彩の再現性などを確認する。