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【岐阜県】

人工膝関節手術の精度向上 岐阜大病院が支援ロボ導入

岐阜新聞 2020年1月30日(木)
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手術支援ロボットNAVIOを使った人工膝関節手術のデモンストレーション=岐阜市柳戸、岐阜大病院

 岐阜大病院(岐阜市柳戸)は今月初め、変形性膝関節症の人工膝関節手術で用いる、手術支援ロボットNAVIOを東海地方で初めて導入し、これまでに6例の手術を行った。コンピューターナビケーションで関節表面の形状や動きを正確に読み取り、骨を削る際の誤差を1ミリ、1度以下まで低減させ、精度と安全性の高い手術が可能となった。

 変形性膝関節症は、女性に多く、加齢などで膝関節の軟骨がすり減る。最終的には人工膝関節に置換する手術が必要となる。

 同ロボットは、赤外線カメラで関節や靱帯(じんたい)の位置情報を把握し、形状や動きを正確に読み取ることで、骨を削る際の誤差を最小限にとどめることができる。さらに術中には、骨の形状を立体的に映像化し、削る状況をリアルタイムにモニターで確認できるので、より精密で安全性の高い手術が行える。

 同ロボットを使って手術を執刀した整形外科医の松本和准教授は「(正確に削ることができるため)これまでは切除していた十字靱帯の温存も可能とし、患者個々の靱帯バランスを考慮した手術ができるようになった」と話した。

 同病院では年間約100件の人工膝関節手術を行っており、今後は同ロボットによる手術支援を進めていくという。

 また同病院は、難病の副腎白質ジストロフィーとペルオキシソーム病に関し、難病診断拠点事業の認可を受け、保険診療による診断も始めた。