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【高知県】

施設の子に高知市でパソコン講習 東京のNPO「自立へ技術を」

高知新聞 2020年3月9日(月)
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パワーポイントなどの基本的な使い方を学んだパソコン講習会(高知市の「コミュバ」)

 児童養護施設で暮らす高校生らを対象にしたパソコン講習会が高知市内で開かれ、講習の後には主催側が参加者にパソコンを贈った。生徒は「楽しかった。帰った後も練習します」と大事に持ち帰った。

 企画したのは東京のNPO法人「ライツオン・チルドレン」。協力企業の使用済みパソコンの売却益で講習会を運営し、児童養護施設の子どもたちが就職や進学で自立する際に役立つ技術習得をサポートしている。

 今回は中四国でスーパーを展開する「フジ」の協賛で、首都圏以外で初開催。2月23、24日の2日間、高知市帯屋町2丁目の「コミュバ」で開かれ、県内施設の高校生や専門学校生ら12人が参加した。

 参加者はスタッフからインターネットを安全に使うための基礎知識を学んだ後、各自が配布されたパソコンを開き、ワードとエクセルを使った課題に取り組んだ。分からない箇所はテキストを調べたり、周りのボランティアらに質問したりしながら、それぞれのペースで多様な機能を学んでいった。

 将来の夢をテーマにパワーポイントのスライドを作って1人ずつ発表した。4月から県外の短大に進学する女子生徒(18)は「立派な管理栄養士になり、お世話になった人に恩返しできるよう頑張りたい」。男子生徒(18)は「ヨーロッパのすべての国に行き、日本と違う文化を感じたい」と夢を語った。

 NPO法人「ライツオン・チルドレン」の立神由美子理事長は「アルバイトをしながらスマートフォンを持っている子は多いが、仕事や大学ではパソコンの重要性が高い。東京でも受講希望者が増えており、パソコン検定を目指す子もいる。高知でもまた開催できれば」と話していた。(松田さやか)