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【神奈川県】

災害時、黄色い旗を目印に 横浜の薬局で掲出訓練

神奈川新聞 2020年3月19日(木)
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災害後も薬局が機能していることを示すイエローフラッグ。「頑張りましょう!!」とメッセージも添えていた=横浜市中区の田中薬局

 災害後に薬局が機能していることを知らせる「イエローフラッグ」が11日、横浜市内の約千の薬局に掲げられた。東日本大震災から9年を迎えて行った掲出訓練で、横浜市薬剤師会は「取り組みを周知し、お薬とともに安心も届けたい」としている。
 フラッグは縦60センチ、横40センチで、中央には太い文字で「開局中」と記されている。薬局が被災を逃れ開いていることを市民や医療機関に知らせ、負傷者への応急手当てや医薬品の供給に生かすため、市が提供した。
 東日本大震災では同会の薬剤師が福島県の避難所に入り、医療用医薬品の調剤をボランティアで担った。寺師三千彦会長(60)は「避難者が服用中の薬を調べるには『お薬手帳』が役立った。首都直下地震などに備えて、お薬手帳やそのコピーを用意するなど市民の意識を高めたい」と話した。
 一斉掲出訓練は東日本大震災と、阪神大震災の1月17日、関東大震災の9月1日の年3回行っている。同会は災害時、備蓄している医薬品を避難所などに運び届ける協定を市と締結。市、横浜薬科大学(同市戸塚区)と連携して災害時に移動薬局の機能を担う小型バス「モバイルファーマシー」2台を運用している。