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【島根県】

浜田に「殿町介護医療院」 江津との医療圏域初、地域離れず利便向上

山陰中央新報 2020年3月26日(木)
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島田医院を改装した「殿町介護医療院」の療養室を案内する大石内科医院の大石和弘院長

 浜田医療圏(島根県浜田市、江津市)で初めての介護医療院が4月1日、浜田市殿町に開設される。これまで長期入院の受け入れ先がなく、住み慣れた地域を離れることの多かった高齢者らを終末期まで支え、家族の負担軽減、利便性向上にもつながると期待される。

 介護医療院は介護報酬改定に伴い廃止対象となった療養病床の転換先として新設された介護施設で、新しい施設は殿町介護医療院(40床)。島田病院(浜田市殿町)の島田康夫院長と大石内科医院(同市黒川町)の大石和弘院長が開設準備を続けてきた。

 同医療院の施設は島田病院を改装し、外来クリニック「島田診療所」(2床)を併設。常勤1人、非常勤3人の医師体制で要介護者を受け入れる。

 浜田保健所によると、同医療圏ではたんの吸引やチューブを使った流動食の投与が日常的に必要な高齢者らの受け入れ先が少なく、急性期病院で治療を受けた後は広島県などの施設に入ることが多かった。

 開設準備に当たった2人のうち、今月1日に島田さんが病気のため亡くなり、遺志も継ぐ形で開設にこぎ着けた大石さんは「より長期的に療養しやすい環境が浜田市内の中心部にできる。多くの地元の人に利用してほしい」と話している。