ニュース
医療

【岩手県】

障害児医療担う人材確保へ一丸 岩手県と岩手医大、講座設置に向け協定

岩手日報 2020年4月2日(木)
ニュース画像
協定書を取り交わす達増知事(右)と小川彰理事長

 岩手県と岩手医大(矢巾町、祖父江憲治学長)は31日、障害児者医療の調査研究、医療関係者の人材育成・確保のための講座設置に関する協定を締結した。県が同大に寄付講座を設けるなどして担い手を増やす。

 締結式は同大で行われ、達増知事と同大の小川彰理事長が調印。達増知事は「障害がある方や家族を支援していくため一層の医療従事者確保と対応力向上が重要。各分野のさらなる連携を推進する」と述べた。

 小川理事長は「障害児者医療についてきちんと教育し全国でも先進的な取り組みを進める」と強調した。

 講座開設期間は3年間で、必要に応じ3年延長する。県立療育センターの応援診療も担う教員3人を採用し実態把握や課題抽出、学生教育のほか、医療従事者対象の実技講習や公開講座なども開く。県は20年度分として約3300万円を寄付する。

 同センターの医師は5人いるが、ニーズの高まりで人員が不足している。県内では発達障害の初診までに長い期間を要する「初診待ち」も生じている。

 同大小児科学講座の小山耕太郎主任教授は「発達障害の方々への支援の仕組みづくりにもつなげたい」と語る。