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【高知県】

軽症者ら宿泊施設で受け入れ 高知医療センター隣接、4/13から

高知新聞 2020年4月14日(火)
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県が軽症者らの受け入れに利用する「やまもも」(10日午後、高知市池)

 高知県は新型コロナウイルス感染者の入院病床確保のため、高知医療センターの隣接地にある宿泊施設「やまもも」(高知市池)で13日以降、無症状や軽症の感染者を受け入れる。病院以外の受け入れ施設は県内初。今後、他の宿泊施設での受け入れも検討する。 
 県内の感染者病床は医療センター16床、幡多けんみん病院7床の計23床。現在は医療センターの結核病床も活用したり親族同士を同部屋に入れたりして、10日夕時点で医療センターに28人、幡多けんみんに8人が入院している。さらに協力医療機関(6病院19床)にも3人が入っており、「上限に近づいている」(県)状況という。 
 「やまもも」は、長期療養者や患者の家族向けの宿泊施設。医療センター玄関から約150メートル離れた隣接地にある鉄筋コンクリート平屋で、感染者を受け入れる部屋は16室。親族などの場合は1室に2人入れる。 
 施設は2005年、入院する子どもの家族らが宿泊する「ドナルド・マクドナルド・ハウスこうち」としてオープン。高知県・高知市病院企業団が2018年度、施設を所有していた財団から無償譲渡を受けた。 
自衛隊に派遣要請
 高知県は「やまもも」での感染者受け入れに向け10日、自衛隊に自衛隊法に基づく災害派遣を要請した。 
 陸上自衛隊第14旅団(香川県善通寺市)の医師免許を持つ医官2人と、第50普通科連隊(香南市香我美町)の隊員2人が12日から1週間程度派遣される。 
 県によると、医官2人は「やまもも」内のエリア分けや動線確保の助言などを行い、隊員2人は配膳やごみ処理をする県職員を指導するという。(大山泰志)