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【高知県】

高知県内献血がコロナでピンチ 赤十字「協力を」 目標の7〜8割に

高知新聞 2020年4月20日(月)
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窓を開け、マスクを着用してもらって行うバスでの献血(14日午前、高知市内)

 新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で、高知県内の献血者が減っている。移動献血バスのキャンセルが相次ぎ、目標量の7〜8割にとどまる日が続く。高知県赤十字血液センター(南国市)は「この状態が続くと、がん患者などに使う血液が不足する恐れがある。献血は『不要不急』に当たらない」と協力を呼び掛けている。

 高知県赤十字血液センターは県内医療機関の過去の実績を基に目標を立てており、3月は400ミリリットル献血で計1517人分。県内の1631人から献血があり、うち1452人分が医療機関に供給された。

 400ミリ献血の場合、血液は3週間しか保存できず、残りは不足する他県や研究用に回される。県内では3月末以降から献血者が減り、特に4月以降は目標を下回る日が続く。

 14日までで、1日の目標量が確保できたのは2日間のみ。14日間で計752人分が必要だったが、実績は456人分にとどまる。不足分は中四国の他県に融通してもらった。

 県内では特に、400ミリリットル献血の8割を占める移動献血バスの利用が減っている。高知県赤十字血液センターは3台あるバスを、商業施設や企業、学校などに派遣。3月の1回派遣当たりの平均献血者は43・6人だったが、4月は15日までの平均が32・4人に減った。

 さらに「感染リスクを避けたい」「休校中で学生がいない」などの理由でバス派遣を断る企業や大学も。4月に入って10回中止になり、うち4回分は代わりの行き先が見つからない状態という。

 高知県赤十字血液センターは、バスや献血ルーム「ハートピアやまもも」(高知市本町1丁目)の感染防止のため、室内の人数制限や換気、1時間ごとの設備消毒などを行っていると説明。

 浜田秀誠・献血推進課長(56)は「やまももに事前に予約すれば人の少ない時間帯に献血できる。どうか協力を」と話す。問い合わせはやまもも(0120・86・2553)へ。(河本真澄)