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【大分県】

臼杵市のコスモス病院に支援の輪 企業がエプロン材料提供、市民は作り方動画

大分合同新聞 2020年4月24日(金)
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農業用ビニールを使ってエプロンを作る病院職員ら=臼杵市のコスモス病院

 新型コロナウイルスの影響で医療物資が不足している臼杵市のコスモス病院に、支援の輪が広がっている。ビニールエプロンの提供を呼び掛けたところ、地元企業が材料となるポリエチレン製のシートを提供した。エプロンの作り方を動画で配信する市民も。試練に直面した医療の現場を市民が励ましている。
 病院によると、医療スタッフ用のビニールエプロンは患者のおむつ交換や体を拭く際などに着用し、1日で約300枚消費するという。業者は在庫不足で納品のめどが立たず、代わりとなるエプロンを病院職員が農業用ビニールを使って製作しているものの、追い付かない状況。16日からフェイスブックを通じて市民にエプロンの製作と提供を求めている。
 病院の切実な声を知った同市臼杵の富士甚商事は21日、ポリエチレン製のシート(幅1・5メートル、長さ200メートル)3本を寄贈した。同社は市指定ごみ袋の納入業者。渡辺慶祐社長は「大変な状況の中、臼杵の医療を支えてくれている関係者の役に立ちたい」と話した。
 同市畳屋町の自営業平林真一さん(41)は、エプロンの作り方を紹介する動画の配信を始めた。「何かできれば、と思っている人は多いはず。動画を活用し、病院に協力してほしい」と促す。
 病院には21日までに約500枚のエプロンが市民から届いた。「多くの方からの支援で、職員も勇気づけられている」と同病院。エプロンの受け渡しは正面玄関に設置した専用BOXで。入り口の検温スペースでも預かる。