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【京都府】

院内感染発生の病院に激励の手作りマスク 京都・上京、菓子の差し入れも

京都新聞 2020年4月28日(火)
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京都学園高の高校生から贈られた手作りのマスク(堀川病院提供)

 新型コロナウイルスの院内感染が発生した京都市上京区の堀川病院に、住民や通院患者から激励や応援のメッセージが相次いで寄せられている。手作りのマスクやフェースガード、菓子の提供もあり、病院関係者は温かい言葉や贈り物に励まされている。
 堀川病院では今月10日以降、入院患者や看護師ら計28人の感染が確認され、うち患者2人が死亡した(25日現在)。患者13人は現在も同病院で治療を受けており、看護師らは感染リスクを抱えながら懸命にケアに当たっている。
 そんな中、地元住民から「地域の者として応援しています」「身を削っての献身的な看護に、倒れないでと願うばかりです」などの声が電話で寄せられたという。通院患者からは「ずっと堀川病院に頼り切りで。大変ですが頑張ってください」と、長年にわたり地域医療を担ってきた同病院への感謝が記されたメールも届いている。
 京都学園高(右京区)の生徒からは、手作りのマスク100枚が届いた。同封の手紙には「自分たちが出来ることを考えてマスクを作ってみました。効力はわかりませんが、よろしかったら使ってください」と記されていた。
 市内の老舗和菓子店からは、休業で売ることができなくなったまんじゅうやようかんが差し入れられた。顔面を保護する手作りのフェースガード約30個も、市民と思われる人から送付され、看護師が実際に使用しているという。
 同病院の山田正明事務長は「温かい言葉に職員は元気をもらえている。大変な状況だが、患者の命を守るため、メッセージを励みにこの難局を乗り切りたい」と話している。