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【岐阜県】

筋痛性脳脊髄炎、理解ある社会に 丸窓電車ライトアップ

岐阜新聞 2020年5月14日(木)
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筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の啓発のため青色にライトアップされた「丸窓電車」=岐阜市橋本町、JR岐阜駅北口駅前広場

 全身に原因不明の痛みや強い疲労感が続く「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)」について知ってもらおうと、患者でつくる岐阜市の団体「笑顔の花びら集めたい」が12日夜、同市のJR岐阜駅北口駅前広場にある路面電車「丸窓電車」を1日限定で青色にライトアップした。ライトアップの様子を動画配信し、病気への理解を呼び掛けている。

 5月12日は、ことし生誕200年を迎え、この病気に苦しんだナイチンゲールの誕生日で、国際看護師の日やME/CFS世界啓発デーに定められている。

 新型コロナウイルスの感染防止のため、同団体では啓発イベントに代わり、「丸窓電車を保存する会」の協力を得て、ライトアップを企画した。

 丸窓電車周囲のライトや車両内の蛍光灯に青いフィルムを張り、行先標の代わりに青色の写真を組み合わせて作ったナイチンゲールの肖像画を掲示した。同団体代表でタレントの塚本明里さんが、青く照らされた電車の前で動画をライブ配信し、見た目では分からない病気のため周囲から誤解を受ける問題を抱えていることなどを説明した。

 塚本さんは「新型コロナの影響で外出できず寂しい思いをしている人や、ME/CFSで元々外出できない人など状況はさまざまだが、心はつながっていることをライトアップを通じて感じてもらえたら」と話した。

 ライトアップに先立ち、同団体は手作りの布マスク200枚を長良特別支援学校に寄付した。