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【山梨県】

医療従事者の子を預かり 南アルプス市 閉鎖の児童館で受け入れ

山梨日日新聞 2020年5月18日(月)
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医療従事者の子どもを預かっている南アルプス市の青少年児童センター南風

 南アルプス市は、閉館中の児童館「青少年児童センター南風」で、医療従事者の子を預かる事業を始めた。新型コロナウイルスの感染症への対応で多忙な従事者らへの支援策。笹本芳美館長は「医療機関は、いざというときに救いとなる場所。少しでも力になりたい」と話している。
 市内の小中学校は3月から5月24日まで休校が続く。白根徳洲会病院も感染疑いを訴える人への対応があり忙しい状況。4月上旬から1カ月間、院内に独自に学童保育室を設け、非番の看護師や管理職が交代で職員の子どもを見守ってきたが、医療体制の構築が難しく、市に支援を要請していた。
 要請を受け、市は臨時閉館している児童館を活用し、5月7日から児童の預かりを開始。対象は、市内在住の医療従事者か、深夜の救急に対応する市内3病院に勤務する医療従事者の小学生。午前7時から午後7時まで児童館の職員が見守る。
 現在は白根徳洲会病院で親が働く、市内外在住の2人が通っている。2メートルの距離を確保しながら、学校の課題や、工作などをして過ごしている。市は今後も、対象者に利用を呼び掛けていく。
 白根徳洲会病院看護部の佐藤あけみ副部長は「職員それぞれが重要な役割を担い、医療現場では一人の存在が大きい。お母さんが安心して預けられ、心配なく働けることがありがたい」と話している。〈村松大輔〉