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【静岡県】

AI問診システム活用、患者との対話時間確保 藤枝市立総合病院

静岡新聞 2020年6月3日(水)
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救命救急センター外来に導入したAI問診システムを試す職員=藤枝市立総合病院

 藤枝市立総合病院は1日、患者がタブレット端末で問診項目を入力するAI問診システムを救命救急センター外来に導入した。問診結果が診察室のパソコンに自動送信され、電子カルテに入力する作業を省略できる。医師が患者と向き合う時間の確保などの効果が期待される。
 救急車による搬送を除く患者が救急外来で受診受け付けした際にタブレットを手渡し、問診事項を入力してもらう。手書きの場合、通常約10分かかるが、3〜5分程度に短縮できるという。患者が記入した症状に応じ、AIが質問を選別して問診項目を最適化、自動生成する。問診結果は診察室のパソコンに自動で送信されるため、医師が問診票の内容を電子カルテに手作業で入力する手間を省くことが可能。
 1日は職員らがシステムのデモンストレーションに取り組んだ。副院長で救命救急センター所長の三木靖雄医師は「即座に診察できるため、患者の目を見て話す時間を確保できる。患者の安心感にもつながるはず」と期待する。
 県内の公立病院での導入は初めて。計5台(患者用4台、看護師用1台)を取り入れた。