ニュース
医療

【高知県】

マスクかぶれに注意 布素材やガーゼ活用を 高知県皮膚科医会・猿田会長が助言

高知新聞 2020年6月9日(火)
ニュース画像
イラスト・岡崎紗和

 新型コロナウイルス感染症の影響で、長時間着用するようになったマスク。皮膚との接触によって顔が赤くかぶれたり、アトピー性皮膚炎が悪化するなどのトラブルを抱える人も増えている。高知県皮膚科医会会長で猿田皮膚科(高知市升形)院長の猿田隆夫さん(78)に対処法を聞いた。
 猿田皮膚科では3月から、マスクに関する症例が増加。不織布マスクが肌に擦れて赤みやかゆみが出た、アトピーの症状がひどくなった―などの相談が目立つという。
 「ほとんどは軽いステロイド系塗り薬などで治ります。また、化学繊維の不織布より肌に優しい布マスクにかえたり、内側にガーゼを入れるなどの方法を勧めています」と猿田さん。日常的にマスクを着ける必要があれば、通気性の良い布マスクを活用するよう助言する。
 これからの暑い季節には、マスク内が蒸れて肌トラブルが増える可能性も懸念される。蒸れへの対策にも、マスクの内側にガーゼを付けたり、汗をこまめに洗い流して肌を清潔に保つなどの方法が有効という。
 コロナ関連の患者では、手洗いや消毒液の頻繁な使用で手の湿疹が悪化したなどのケースも。「軟こう(ワセリンなど)や保湿クリームをしっかり使って手荒れ予防を」。症状に悩む場合は皮膚科を受診するよう勧めている。(松田さやか)