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【京都府】

コロナ感染疑い想定、京都刑務所で初動訓練 刑事収容施設で全国初「第2波に備え」

京都新聞 2020年6月15日(月)
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新型コロナウイルスへの対応訓練で、感染した疑いのある受刑者役(中央)を隔離する防護服姿の刑務所職員ら=京都市山科区・京都刑務所

 京都刑務所(京都市山科区)は12日、受刑者や職員が新型コロナウイルスに感染した疑いがあるとの想定で初動訓練を実施した。職員ら約50人が、受刑者の隔離や居室の消毒など一連の動作を確かめた。法務省が所管する刑事収容施設での訓練は全国初という。

 刑務官と受刑者1人ずつがコロナに感染した疑いが判明し、複数の濃厚接触者がいるとの想定で実施した。職員らは防護服やゴーグル、ゴム手袋を着用し、感染が疑われる受刑者役を車いすで別棟に移して隔離した上で、居室内を噴射機で消毒した。濃厚接触者の刑務官役には自宅待機を命じた。

 刑事収容施設は「3密」の環境になりやすく、感染がまん延する恐れが強い。大阪拘置所では刑務官の間で感染が広がった。京都刑務所も飛沫(ひまつ)感染を防ぐために面会室の通気孔をふさぐなどの対策を取っているという。竹内徹総務部長は「コロナは第2波の懸念もある。感染対策に全力を注ぎたい」と話した。