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【福井県】

遠隔ロボが病室巡回 コロナ対策で導入 患者と会話、容態確認

福井新聞 2020年9月9日(水)
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遠隔操作で動き、ビデオ通話でコミュニケーションを取ることができる「newme(ニューミー)」=9月7日、福井県福井市の県済生会病院

 福井県済生会病院(福井市)は新型コロナウイルス対策の一環として、遠隔操作で動かしビデオ通話ができるコミュニケーションロボット「newme(ニューミー)」1台を導入した。看護師の代わりに病室を巡回して患者と会話したり状態を確認したりするほか、入院患者と家族の面会にも活用する。

 ニューミーは高さ約150センチの胴体の上に10・1インチの画面を搭載し、カメラやマイクも備えている。下部に車輪があり、パソコンで遠隔操作できる。ANAグループが「アバター(分身)ロボット」として開発した。

 同病院によると、ニューミーの導入は県内の医療機関では初めて。9月7日には看護師向けの講習が行われ、部屋の移動や画面角度の動作などを確認。患者役の職員との会話を試した。

 登谷大修院長は「病室に出入りする頻度を減らせる上、音声だけでなく表情が見えるので互いに安心感が生まれる」と説明。「入院患者の面会を原則禁止としている中、ロボットを通じて“面会”できるように活用したい」と話していた。近く本格運用し、実績に応じて増台も検討するという。