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【高知県】

最新ガンマナイフ導入 もみのき病院(高知市)四国初

高知新聞 2020年10月26日(月)
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四国で初めて導入された最新型のガンマナイフ。マスクで頭部を固定する(高知市のもみのき病院)

脳の治療「幅広がる」
 放射線を照射して脳腫瘍などを治療する装置「ガンマナイフ」の最新モデルを、高知市塚ノ原のもみのき病院がこのほど導入した。四国初で、国内では16台目。森木章人院長は「治療の幅が広がり、より高い効果が期待できる」としている。

 ガンマナイフは、脳内の病巣にガンマ線を集中照射し治療する。メスを使わないため、手術が難しい脳深部の病巣も治療でき、患者の身体的負担が少ないのが特徴とされる。対象は転移性の脳腫瘍、髄膜腫、三叉(さんさ)神経痛など。

 もみのき病院は1998年に四国で初めてガンマナイフを導入。県内外の患者が訪れており、治療実績は約5500件。うち約6割が転移性の脳腫瘍という。

 従来の装置は、局所麻酔をした上で頭蓋骨にピン4本を刺し、頭部を固定する必要があった。装置の使用も1度のみだった。

 今年10月に導入した最新型は、合成樹脂でそれぞれの患者専用のマスクを作り、マスクを装着することで頭が固定される。麻酔は不要で身体的負担は軽くなり、短い期間での複数回照射が可能になった。これにより、従来は治療が困難だった3センチ以上の腫瘍などにも適応できるようになったという。

 また、照射位置を自動で補正する機能なども追加された。

 森木院長は「高齢者にも負担が少なく、一人一人に合ったきめ細かい治療が可能になった」と話している。(山本仁)