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【高知県】

島の看護師が野菜の定期便を発案 「食生活の改善に」

高知新聞 2020年10月29日(木)
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母島港に到着した定期便。この日はリュウキュウやトマトなど宿毛産の野菜が届けられた(宿毛市沖の島町母島)

新鮮な野菜が入手困難
 耕作放棄地が増えている高知県宿毛市の沖の島に、宿毛市内産の新鮮な野菜を届ける定期便が始まっている。注文があれば毎週月曜日の船便で、一定量の野菜詰め合わせを島に届ける。企画した地域おこし協力隊員らは「地産地消にもつながるので、ぜひ利用を」と呼び掛けている。

 沖の島では高齢化とともに就農者が減り、荒れた段々畑が目立ち始めている。食材は、市内の量販店やインターネット通販で取り寄せる島民も多いが、市内産の野菜を手に入れることは簡単ではないという。

 このため、沖の島在住で看護師として活動する地域おこし協力隊員、堀口佐和子さん(51)が野菜の定期便を発案。「食生活の改善にもつながる」と市に相談したところ、市内業者の協力も得られて実現した。

 定期便は、宿毛市押ノ川の直販所「あるね屋」が、出品された野菜から7品程度をチョイス。あるね屋に葉物野菜を出荷する宿毛市平田町中山の「おかけんふぁーむ」が午後2時半に宿毛市片島を出航する定期船に荷物を載せ、午後3時20分に沖の島の母島港に到着する。

 発送は毎週月曜日で、料金は1人1回1500円。10月12日のスタートから、現在まで延べ9回利用されており、今後は希望者があれば、定期船が寄港する弘瀬港や鵜来島への発送も検討するという。(新妻亮太)