県薬剤師会(内藤貴夫会長)は、災害時に被災地に派遣して薬を調剤し、供給する移動型調剤車「モバイルファーマシー」を導入した。防災訓練や薬剤師の調剤研修にも活用する。
車両には錠剤を保管できる棚や調剤した薬を袋詰めする分包機のほか、発電機や水タンク、通信できない場合に備えた無線も配備した。点滴など無菌状態で行う必要がある調剤ができる設備もある。
災害時には被災地の避難所などに出向いて医薬品を供給する。平常時は薬剤師が無菌調剤を学ぶ研修、自治体での防災訓練などにも活用する。
10月31日に甲府市内でお披露目式を行い、県幹部や国会議員ら関係者が導入を祝った。内藤会長はあいさつで「台風や地震など災害時に被災地で医療をフォローするのが最大の任務。平時は研修や防災訓練でも活用したい」と述べた。
薬の調剤には水のほか、分包機などの調剤機器の動力となる電気が必要。災害でライフラインが寸断されると地域の薬局で調剤ができなくなる恐れがあるため、東日本大震災以降、宮城や大分、和歌山、広島の各薬剤師会、薬科大学などで導入が広がっている。
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