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【岐阜県】

分野の壁越え理解を深める 医療や看護志す学生、オンライン共同授業

岐阜新聞 2020年11月16日(月)
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県内の医療系教育機関5校が参加したオンラインによる共同授業=岐阜市柳戸、岐阜大

◆岐阜大など県内5校の500人参加
 岐阜大と岐阜薬科大、岐阜女子短大、平成医療短大、朝日歯科衛生士専門学校でそれぞれ専門職を目指す学生が参加した「多職種連携教育(IPE)」の共同授業が、オンラインで開催された。各校から計約500人が学んでいる分野を越えて医療、看護、介護への理解を深めた。

 参加した学生が目指す職種は▽医師▽看護師▽歯科衛生士▽栄養士▽薬剤師▽理学療法士▽作業療法士▽視能訓練士−の8職種。IPEは、それぞれ専門職を目指す学生に実践的なチーム医療を学んでもらおうと2012年度に始まった。毎年1校に集まってグループワークなど対面授業を行っていたが、今年は新型コロナ感染予防のため、オンラインで実施した。

 学生たちは少人数のグループに分かれ、ビデオ会議システムを活用。脳梗塞などを患う70歳男性患者の在宅療養に向けた退院準備の打ち合わせとの設定で、それぞれ専門職の立場から、必要な治療や介護、サポートなどを話し合った。

 各グループにオブザーバーとして参加した教員が「患者さんやご家族へ説明するときは、質問を促すなど双方向のやりとりを心掛けて」などと指導する場面もあった。

 共同授業を企画した岐阜大医学教育開発研究センターの川上ちひろ講師は「これほど多くの専門職を目指す学生が一堂に会するIPEは県内で唯一。今後も地域の専門職の育成に貢献していきたい」と話した。