救急隊員が指し示したタブレットに映る手話通訳者に症状を伝える患者役の女性(右)
災害や救急の現場で聴覚障害者と感染症リスクを避けながら円滑なコミュニケーションをとろうと、八幡浜地区施設事務組合消防本部(愛媛県八幡浜市)は現場と手話通訳者をオンラインでつなぐ態勢をとっている。市内の障害者団体や手話サークルと協力し、15日に訓練を実施し、実効性を高めた。
本部は2003年以降、聴覚障害者の救急現場や救急車内に手話サークル「あゆみの会」(岡野由季枝会長)から通訳の派遣を受けている。本年度は新型コロナウイルス感染拡大を受け、通訳者が臨場しなくても意思疎通できるよう、四国で初めて遠隔手話通訳システムを導入した。
訓練は市聴覚障害者協会とあゆみの会が協力。ろうあ者が頭痛で119番通報した想定で、現場に駆けつけた救急隊員はタブレットのテレビ電話で岡野会長を呼び出した。
隊員の問いかけを画面越しに岡野会長が手話に翻訳。患者が身分証明書を提示したり症状を伝えたりするのを手伝い、病院に搬送するまでの流れを確認した。
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