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縫わない人工弁、松江赤十字病院が導入 心臓手術、患者の負担減 島根
医療

【島根県】

縫わない人工弁、松江赤十字病院が導入 心臓手術、患者の負担減 島根

山陰中央新報 2021年5月31日(月)
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縫い付けが必要ない新しい人工弁

 松江赤十字病院(松江市母衣町、大居慎治院長)が今春、心臓の大動脈弁狭窄(きょうさく)症の治療で、縫い付けずに固定できる人工弁(無縫合弁)の取り付け手術を導入した。新しい人工弁はバネで固定でき、従来の人工弁の場合と比べて手術時間が短縮される。患者の負担が減るほか、手術を受けられる人の幅が広がる。

 同病院によると、3月に70代女性患者に施術した。無縫合弁の取り付けは島根県内で初めてという。

 大動脈弁狭窄症は、加齢などのため心臓の四つある大動脈弁のいずれかが開閉しにくくなって血流が悪くなる病気。異常の生じた弁を取り除き、人工弁に替える治療がある。無縫合弁を使う場合、折りたたんだ状態で差し込み「ステント」と呼ばれるバネやバルーン(風船)で固定できる。

 医師が手縫いしていた従来の人工弁の取り付けに比べ、身体の傷が少ない上、人工心肺装置で心臓を止める時間が30分程度短縮され、術後の合併症のリスクが低減できるという。

 負担が減るため、人工透析が必要な人や高齢者らへの治療も可能になる。心臓血管外科部の中村嘉伸部長(55)は「時間の短縮で(多くの)メリットがある」と強調する。カテーテルによる人工弁取り付け治療(TAVI)と比べても弁の口が大きく、耐久性が長い利点があるという。

 同病院では、大動脈弁に関する手術が年間約50例ある。このうち、医師が必要と判断した場合、無縫合弁の取り付け手術を使う。

 大居院長は、高齢化で症例が増える大動脈弁狭窄症の治療の幅が広がったとし「心臓血管系の治療に強みがある病院として、地域医療に貢献したい」と話す。

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