アイコン

トップ

wamnetアイコン

独立行政法人福祉医療機構が運営する福祉・保健・医療の総合情報サイトです。

トップ背景
wamnetアイコン
検索アイコン
知りたいアイコン
ロックアイコン会員入口
アイコントップ | アイコン高齢・介護 | アイコン医療| アイコン障害者福祉| 子ども・家庭
アイコン



福祉医療広告

余剰ワクチン無駄にしない 各市町村が工夫
医療

【青森県】

余剰ワクチン無駄にしない 各市町村が工夫

東奥日報 2021年6月8日(火)
ニュース画像
5月15日、むつ市で行われた集団接種。接種に携わる市職員を医療従事者扱いとしてリスト化し、キャンセルに対応している

 新型コロナウイルスワクチン接種が進む青森県内で、急なキャンセルなどで余剰ワクチンが生じた場合、事前に作成した名簿から代わりの接種者を決めたり、高齢者施設に電話して職員に融通したりするなど、各市町村が工夫を凝らしている。代替接種の対象は、高齢者や接種会場運営者のほか、学校、こども園、給食センターの職員らさまざま。「ワクチンを無駄なく使いたい」と望む担当者。「他市町村と広域で連携し合える仕組みも必要」との提案もある。

「今から来られる人はいますか?」

 六戸町では、個別接種で余剰ワクチンが出た場合、医療施設側が町内の高齢者施設に電話し、職員が接種可能かどうか確認している。高齢者は重症化しやすいため、クラスター(感染者集団)発生などは、何としても食い止めたい考えだ。

 黒石市や十和田市、外ケ浜町、横浜町などは、接種対象の住民名簿を準備し、キャンセルに対応している。「1日2人程度のキャンセルが出ているが、声を掛けると、来てくれる人が多く、うまく回せている」と階上町の担当者。深浦町の担当者は「ワクチンを無駄なく使っていきたい」と、接種待機者に迅速に連絡を取る体制を整えている。

 現在国内で使用しているファイザー製ワクチンは、短時間で使い切る必要があるため、余剰発生時の対応は急を要する。県南のある自治体の担当者は「キャンセル対応は結構大変」、五戸町の担当者は「2回目接種が始まるとスケジュール調整がさらに煩雑になるだろう。頭が痛い」と明かす。

 代替接種対象者は、高齢者や医療・介護施設従事者、接種会場運営者らを想定している自治体が多い。「災害担当の町職員」(南部町)、「給食センター職員」(東通村)、「接種会場運営の健康推進員」(藤崎町)、「社会福祉協議会職員」(佐井村)らを対象にしている自治体もある。

 三沢市では、小中学校教職員やこども園・保育所の従事者も対象。八戸市では、個別接種会場の近隣の小中学校の教職員に接種できるように協議している。

 青森市は14日から、「もったいないバンク」を運用する。こども園、幼稚園、放課後児童会などの従事者、全小中学校の教員ら合わせて3千人ほどを余剰ワクチン接種の対象とする。

 今後の接種体制について注文も。蓬田村の担当者は「大きな自治体にワクチンの余裕が出た場合、不足している自治体に回すシステムづくりを考えてほしい」。高齢者への接種が3日に完了した風間浦村の担当者は「今後、接種対象者がいなくなる可能性がある。その時、どうするかが悩み。広域的に連携して隣接自治体などとワクチンを融通し合えるようにできないか」と語った。

ページトップ