
生活困窮者に無料提供するサニタリー用品
矢巾町と町社会福祉協議会(藤原義一会長)は、新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえ、経済的に困窮する町民にサニタリー用品を無料提供している。
「やさしさつながるサニタリードライブ事業」と銘打ち、対象はコロナの影響で収入が減少した世帯が生活費を借りられる「生活福祉資金制度」などの相談者。女性用生理用品、乳幼児用紙おむつ、介護用紙おむつ、使用済みおむつ用ごみ袋、乳幼児用おしりふきの5品目を配布する。
防災備蓄用品を活用するほか、今後は町民らに未使用品の寄付を呼び掛けて、地域で支え合う仕組みを目指す。
社会的孤立を防ぐため、無料提供と併せて困り事の相談先に関する周知も行う。町福祉課の藤沢のり江係長は「困っていても声を出しにくいこともある。ぜひ利用してほしい」と呼び掛ける。
配布場所は同課の生活相談窓口と町社協。問い合わせは町社協(019・611・2840)へ。