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眠りを顧みる機会に 9月3日は「睡眠の日」朝日大病院で専門診療
医療

【岐阜県】

眠りを顧みる機会に 9月3日は「睡眠の日」朝日大病院で専門診療

岐阜新聞 2021年9月2日(木)
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「睡眠の悩みは医師に気軽に相談を」と話す大倉睦美教授(左)と、臨床検査技師の村木久恵さん=岐阜市橋本町、朝日大病院

 9月3日は、睡眠健康推進機構が3月18日とともに定める「睡眠の日」。岐阜県内の総合病院で初の睡眠医療センターを昨年10月に開設した朝日大病院の大倉睦美教授(脳神経内科)は「眠りは人が生きる上で大切。自分や家族の睡眠を顧みるきっかけにしてほしい」と話す。

 センター開設以来、いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)の受診が多いが、コロナ下で増えたのが不眠の訴え。「引きこもりがちの生活で睡眠・覚醒リズムが乱れている。運動するようアドバイスしても、出掛けることもできず何をすれば分からないと話す患者が多い」。働いている人でも、在宅勤務が増え、通勤時間を省けた分、睡眠が長くなる傾向もあるものの、生活リズムが乱れた悪影響が大きい。運動量が減って体重が増えるとSASになるリスクもある。

◆睡眠への関心低い日本人

 大倉教授が問題視するのは、現代日本人の睡眠に対する関心の低さ。世界調査でも日本は先進国の中で睡眠時間が最も少なく、啓発のために「睡眠の日」が定められたという経緯がある。9月は子どもにとっては夏休み明けで、日照時間や季節の変わり目にも当たる。「睡眠に影響が出やすい今の時期こそ睡眠について意識をしてほしい」

 理想の睡眠時間は年齢によって異なる。海外との差が特に顕著なのが中高生。子どもの睡眠不足は精神的不安定や成長の阻害が懸念される。「受験生も寝ずに勉強はよくない。記憶は寝ている間に定着するので、睡眠を大切に」

 子どもの睡眠において見られる病の一つが突然眠気に襲われる「ナルコレプシー」。普通なら寝ない場面で寝てしまい、怠けているように見えるが、実は病気の可能性がある。「心当たりがあれば受診を」と促す。

 高齢者の間では不眠と認知症の関係を心配する声が多い。短時間睡眠や睡眠の質が悪いと認知症のリスクが上がることが分かっている。一方で、睡眠薬が認知症に影響するのではという情報に惑わされ、勝手に服薬を中断してしまい、さらに症状が悪くなってしまう患者がいるといい、「自己判断で中断しないで」と呼び掛ける。

 女性で気を付けたいのは鉄分不足による「むずむず脚症候群」。また、やせているとSASにならないと誤解しがちだが、顎が小さい女性がなることもある。

◆いびきは病気かも?

 夜のカフェイン摂取やスマホの見過ぎが睡眠の妨げになるのは周知だが、飲酒も寝付きこそよくなるが睡眠の質が下がるので避けた方がいい。「寝だめはできない」と断言する大倉教授は、睡眠時間を確保するために、1日15分でも長く寝てほしいと話す。昼休みに時間が取れれば、15〜20分昼寝することを勧める。

 「睡眠の日」を機に、家族の様子も気に掛けたい。「いびきがうるさい」と言うのではなく病気かもしれないと受け止め、治療を勧めることも大切とする。体形が気になれば食事や運動をするのと同様に、睡眠も気にしてほしいと訴える。

 大倉教授自身は7時間睡眠を確保するため、やることが残っていても、翌朝に回せるものなら執着しないという。「性格的なものもあるが、割り切って睡眠に回すことも大切です」

◆「宿泊入院」で検査も

 朝日大病院の睡眠医療センターでは、問診で患者の睡眠や生活の状態を、1人約30分かけて丁寧に聞き、問題を見つける。

 睡眠時無呼吸症候群(SAS)かどうかについては機器を貸し出し自宅で検査する。その結果により入院睡眠検査を行う。呼吸や脳波、心電図などセンサーを体に着け、夜から朝にかけて実際に眠って検査する。臨床検査技師が別室から睡眠の様子を観察し、脳波や呼吸、目や腹の動きなどを解析チェックする。

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