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''病院救命士''活動が本格化 福井厚生病院で2人初採用 心肺蘇生実演、急患受け入れなど経験を強みに
医療

【福井県】

''病院救命士''活動が本格化 福井厚生病院で2人初採用 心肺蘇生実演、急患受け入れなど経験を強みに

福井新聞 2021年10月15日(金)
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医療従事者向けの蘇生トレーニング講習会で、胸骨圧迫を実演す救急救命士=福井県福井市の福井厚生病院

 救急救命士の業務場所を拡大する改正法が今月施行され、医師の指示・管理の下、救急救命士が医療機関内でも救命処置などを行えるようになった。今春、消防機関の救急隊員だった2人を初採用した福井厚生病院(福井県福井市)では、救急隊からの受け入れ要請に対応する「コールトリアージ」と医師への取り次ぎ、受け入れ後の医師や看護師の補助に注力。医療従事者向けの講習会では心肺蘇生法を実演するなどして、“病院救命士”の足場を固める活動が本格化している。

 ■「見事なフォーム」

 「胸骨圧迫(心臓マッサージ)のこつは、ゴリラのポーズ。胸を張って腰を突き出すと、効率よく力が入ります」。9月下旬、福井厚生病院で開かれたICLS(医療従事者向け蘇生トレーニング)講習会。救急救命士の2人は、胸骨圧迫や自動体外式除細動器(AED)による「一次救命処置」で、インストラクター(指導者)を務める看護師らの補助役として参加した。

 2人は受講者の医師や看護師、技師らの講習の合間に実演した。左右の手を重ね、人形の胸の真ん中を一定のリズムで押していく。受講者やインストラクターからは「見事なフォーム」との声が上がった。

 受講した40代の女性看護師は「確かな基本動作で慌てず、安心感がある」と話し、講習会のディレクター役を務めた救急・総合診療の医師は「さまざまな現場で場数を踏んできた救急救命士の対応は、学ぶところが多い」と期待を寄せた。

 ■指示・管理体制構築

 4月に正職員として採用された2人は▽病院救急車の管理や運転▽転院患者の搬送▽院内患者の急変時の初動対応―などの業務を担当し、医師との症例検討会にも定期的に参加している。患者の基本情報を聞き取り、医師に指示を仰ぐ「コールトリアージ」も重要な業務の一つ。消防の急患受け入れ要請に対応するため、業務中は専用の携帯電話が手放せない。

 2人の採用と法改正に合わせ同病院は、医師による「メディカルコントロール(MC)」と呼ばれる指示・管理体制の構築を本格化。院内にMC委員会を正式に立ち上げたほか、救急救命士の活動基準や規定を整えた。県や医療機関、消防機関でつくる地域MC連絡協議会にも加入し、組織の枠を超えた情報共有を図っている。

 全国で医師や看護師らのマンパワー不足が課題になる中、医療機関に所属する救急救命士の役割は重要になってくる。「訪問看護の患者が急変した際の対応など、経験が生かせた場面は少なくない」と振り返る救急救命士の2人。「院内スタッフとの連携体制をさらに整える必要がある」と課題を挙げつつ「自分たちの強みを生かし、医療チームの一員として“病院救命士”の役割を確立させたい」と話している。

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