
アレルギーに関するパネルについて説明する一井さん(左)=美馬市脇町の市立図書館
アレルギーのある子どもの保護者でつくる美馬市の「徳島みまアレルギーっこの会」が、同市脇町の市立図書館で「アレルギーについて知ろう」と題したパネル展示を行っている。28日まで。公益財団法人日本アレルギー協会が定める「アレルギーの日」の20日にはビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」で意見交換を行う。
展示では、アレルギー症状を引き起こす原因物質「アレルゲン」はカビ、ダニのほか、卵や小麦などの食物にもあるとし、幼児らの10人に1人が食物アレルギーを持っていると説明。症状への対応や、食品のアレルゲン表示は加工食品と添加物のみで、加工食品でも表示がない特例があると注意を促している。
同会は2020年10月、管理栄養士の一井(いちい)郁子さん(40)=同市美馬町喜来市、自営業=が、保護者同士でアレルギーへの理解を深めようと発足させた。市内外の9人が月1回、料理教室や会合を通して意見交換を行っている。
県内全域から会員を募っており、一井さんは「アレルギーのある子どもを抱えて悩んでいる保護者らに、気軽に参加してもらいたい」と話している。