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高まる「医療通訳」需要 派遣担う民間団体発足、中国語以外も養成 福井県国際協会が支援
医療

【福井県】

高まる「医療通訳」需要 派遣担う民間団体発足、中国語以外も養成 福井県国際協会が支援

福井新聞 2022年2月22日(火)
ニュース画像
医師(右)と中国人患者(中央)の会話を通訳する渡邊さん=1月26日、福井県福井市の福井赤十字病院

 日本語の苦手な外国人患者と医師のコミュニケーションをサポートする「医療通訳」の需要が県内で高まっている。昨年には医療通訳の派遣事業を担う民間団体が県内で初めて発足した。ただ、現状では中国語の通訳しか対応できていないため、県国際交流協会はさまざまな言語に対応できる医療通訳の担い手養成を支援している。

 1月末、福井市の福井赤十字病院の診察室。3年前に食道がんの手術を受け、経過観察で訪れた中国人女性は中国語で体の調子を訴えた。

 隣に座るのは渡邊さん。通訳への報酬が伴う医療通訳派遣事業に取り組む任意団体として昨年6月に発足した「メディサポふくい」(福井市)の代表だ。中国人女性の言葉を「食べ物が喉につっかえる感じがします。腹痛は前ほどひどくありません」と日本語に訳して医師に伝え、医師が話したエックス線検査の結果や処方薬の説明を中国語に翻訳した。

 中国人女性は数年前まで日本語が苦手なことを理由に病院に行くことをためらっていたという。「本当に我慢できない時だけ利用していた」と振り返り「今は気軽に通院できるようになった」と笑顔を見せた。

 利点は病院側にもある。福井赤十字病院は現在、年間100回ほど医療通訳を派遣してもらっている。この制度を利用するまでは医師や看護師の説明を患者が理解してくれているのか不安な面があったが、「第三者の医療通訳者が中立的な立場で同席してくれるのは安心感がある」という。

 福井県の外国人住民数は2013年から7年連続で増加し、20年12月末時点で過去最高の1万5713人となっている。

 メディサポふくいが設立されるまでは、県国際交流協会が病院に通訳ボランティアを紹介する仲介役になっていた。だが県内で活動する人数は少ないという。協会担当者は在住外国人の増加に伴い「ボランティアでは対応しきれない部分があった」とし、医療通訳の派遣事業を担うメディサポふくいの発足を歓迎している。今後はメディサポふくいと連携し、中国語以外の医療通訳者の養成やこの制度を利用していない医療機関への周知を図る。

 県は21年3月に策定した「県多文化共生推進プラン」で「外国人県民が安心して医療を受けられる環境づくり」の推進を明記した。外国人支援に取り組む団体への応援金を創設し、メディサポふくいには本年度から年間最大30万円(最長3年)を助成している。県の担当者は「団体として自立してもらい、多文化共生を推進する担い手を増やしてほしい」としている。

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