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AIで患者の徘徊検知 事故防止や医療者の負担軽減図る 鹿児島市の病院と企業がシステム構築
医療

【鹿児島県】

AIで患者の徘徊検知 事故防止や医療者の負担軽減図る 鹿児島市の病院と企業がシステム構築

南日本新聞 2022年2月28日(月)
ニュース画像
登録した人を検知し、スタッフに通知が流れる時の画面

 電気施工などを手掛ける鹿児島市のデンセツ工業が構築した、入院患者の徘徊(はいかい)を検知するシステムが同市の新成病院に導入され好評だ。患者が外に出ようとすると、人工知能(AI)が、登録されている顔写真と院内カメラの画像を照合、担当職員に通知する。マスクを着けていても検知できる。鹿児島の企業と病院が手を組んで作り上げたシステムで無断外出や事故を防止するだけでなく、医療従事者の負担軽減も図りたい考えだ。

 「患者が出た時点で気付けば周囲をすぐに捜せばいい。見張らなくて大丈夫という安心感がある」。新成病院の熊谷輝雄医師は語る。認知症などが原因で徘徊する入院患者もまれにいるという。「徘徊がより多い高齢者施設などでの需要はさらに高いのではないか」と評価する。

 システムは、デンセツ工業の佐藤春吉代表取締役らが熊谷医師の要望を受け取り組んだ。担当した柳元貴久さんは4年にわたる開発の中で、患者が身につけている物に追跡システムを搭載することも考えたが、コストや管理のしやすさから顔認証AIのGravio(東京・アステリア社製)を活用することに。ただ、マスク着用時や照明の明暗によって認証しにくいケースもあったという。AIのアップデートのほか、カメラの向きなどの微調整を繰り返し、昨年8月末に院内に設置した。

 患者らの顔を認証するカメラは正面入り口と通用口などに設置。院外に出ようとする患者をAIが検知すると、看護師らが常駐するスタッフステーションのランプが点滅したり、写真付きで担当者に連絡したりする。顔写真は入院時に角度を変え4枚ほど撮影し退院時には消去する。インターネットに接続せず院内のシステムで完結するため、患者のプライバシーも守られるという。

 同院では他に、入り口の電子錠とAIカメラを連動させた解錠システムや、換気を促す二酸化炭素濃度センサー、人感センサー、ドアの開閉センサーも導入した。「活用するうちに別の使い方も考えるようになった」と熊谷医師。「登録した人に応じて入れる部屋を限定したり、カルテを結びつけたりすることで、より効率的な医療体制が築けるのではないか」と期待した。

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