
活動の成果を報告する職員=島田市の市立総合医療センター
島田市立総合医療センター(同市野田)の職員が病院の業務改善を目指して、グループ単位で課題解決に取り組む「病院をよくするプロジェクト」の発表会が19日、同センターで開かれ、職員が活動の成果を報告した。
医師や看護師、事務、理学療法士などさまざまな職種の職員で形成する6チームが参加した。年休取得の推進や若手医師の確保、入院説明の簡略化などのテーマで意見を交わしてきた各チームが改善案を披露した。和田英俊院長は「忙しい業務の中で取り組んできた職員たちの成果を目に見える形で反映できるように進めていきたい」と述べた。
プロジェクトは2019年度に発足した。毎年度、職員から取り組みたい課題やテーマを公募して、参加する職員を決定する。活動は原則、単年度単位だが、次年度に持ち越しも可能。チームの活動は勤務時間内に行うのが決まりで、職員自らが積極的に業務改善に取り組む病院は珍しいという。