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「人一倍敏感な子」の存在知って HSC親の会設立
医療

【宮崎県】

「人一倍敏感な子」の存在知って HSC親の会設立

宮崎日日新聞 2022年9月16日(金)
ニュース画像
HSCの子どもを持つ保護者らで立ち上げた親の会の交流会。支援者を交えて悩みを共有し、啓発などに向けた意見を交わす=宮崎市

 感受性が豊かで他の人の気持ちを思いやる傾向が強い上、音やにおいなど周囲の刺激に敏感で集団行動が苦手といった特徴がある「HSC」の存在に県内で光が当たりつつある。「ハイリー・センシティブ・チャイルド」の略で「人一倍敏感な子」と訳される。識者は「不登校の要因になっている」と指摘しており、県内で立ち上がった親の会メンバーは「子どもと関わる大人にHSCを知ってほしい」と訴える。
 「なぜ、うちの子だけ違うの?」。8月に保護者8人と保育士、小学校教諭ら支援者4人で設立した「HSC手をつなぐ親と支援者の会〜pas a pas」会長の女性(39)=宮崎市=は、中学1年生の長男の子育てに悩んできた。
 長男は保育園で他の園児が近づいてくるのを怖がり、泣きわめいて逃げた。さらに給食のにおいで吐いたり、室内灯をまぶしがったりするようになり、小学校ではチャイムや机、いすを引きずる音に耐えられず、不登校気味になった。
 医師からは感覚的に敏感なことなどから「自閉スペクトラム症」と診断されたが、周囲の空気を読みすぎて気疲れがひどいことが引っかかっていた。親子とも孤立感を深める中、昨年に学校関係者からHSCのことを聞き、その特徴が合致。「自分だけじゃなかったと、もやもやが晴れた」
 同会メンバーの子どもの中にも「家では普通にコミュニケーションを取れるのに、学校ではざわざわした雰囲気が怖くて固まる」、「先生の叱り声が苦手」などの理由で学校に行きづらくなった人も。HSCについて、現状で教育現場の理解は進んでおらず、県教委は「一人一人の困り感にどう配慮するかが重要で、HSCというくくりでの対応は検討したことがない」としつつ、「現場の教員が今後HSCの存在を知っておくことは必要」とする。
 HSCに詳しい真生会富山病院(富山県)の心療内科部長、明橋大二医師(63)は「先生が教室で怒鳴るのは皆嫌なもの。そういうことを人一倍敏感な感性で教えてくれるのがHSCという存在。HSCに必要な支援はすべての子どもに必要な支援だ」と説く。
 HSCへの理解を広げようと、結成した同会は宮崎市で毎週土曜日に交流会を開いており、学校以外の居場所作りも目指す考え。会長の女性は「自分と同じように苦しんでいるお母さんがいるはず。『一人じゃない』と伝えたい」と話している。

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