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児童福祉

【滋賀県】

子どもの聴取、注意点は?虐待の早期発見へ、大津で合同研修会

京都新聞 2019年9月30日(月)
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万引きを目撃した子どもから事情を聞く演習に取り組む参加者(大津市打出浜・滋賀県警本部)

 児童虐待の早期発見や防止のため、子どもからの聞き取り技能を向上させる研修会が26日、大津市打出浜の滋賀県警本部で開かれた。県警と児童相談所、大津地検の36人が参加し、子ども特有の認知能力などを学び、面接の演習にも取り組んだ。

 4年前に児相と警察、検察が合同で虐待を受けた子どもに事情を聞く「協同面接」が始まるなど、3機関の連携が重要性を増す中、県警が初の合同研修を企画した。

 立命館大の仲真紀子教授(発達心理学)が講師を務め、5歳ごろまでは記憶力や認知能力が未発達で、質問によっては虚実を区別せず答えてしまうなどの特徴を解説。子どもが「(被疑者が)Tシャツ着てた」と言った時、「どんな模様か」と聞くと、ないはずの模様を答えるケースなどを挙げ、「誘導や暗示を含む質問は危険で、えん罪にもつながる」と注意を促した。

 続いて、万引きを目撃した子どもから状況を聞く演習を4人1組で行った。面接官役は「万引きの様子を最初から最後まで教えてください」などと言葉を選び、子ども役の回答を途中で遮らないよう聞き取っていた。

 研修会は27日もあり、「話したがらない子ども」など難易度の高いケースを学ぶ。