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【北海道】

分かった食物アレルギー、室蘭の「SAMAYOKA」が子どものために基礎知識・対処法紹介

室蘭民報 2020年2月7日(金)
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大竹さん(左)から「エピペン」の使用方法を学ぶ参加者たち(写真上)、 保育園や教育現場で起こり得るアレルギーの事例をテーマに話し合う参加者たち(写真下)

 室蘭の子育てサポート団体「SAMAYOKA」(森貞子代表)主催のワークショップ「食物アレルギーを正しく知ろう!」が1日、室蘭市東町の胆振地方男女平等参画センター・ミンクールで開かれた。参加者たちは、食物アレルギーのある子どもたちが豊かな食生活を送れるよう食物アレルギーの基礎知識、アレルギー症状を起こした際の対応などを学んでいた。
 幼稚園教諭や保育士、小学校教諭、看護師、医師など35人が参加。真駒内キッズクリニック(札幌市南区)で看護師・小児アレルギーエデュケーションの大竹由香穂さんが講師を務め、「アレルギーのキホン」をテーマに講話した。
 食物アレルギーは、即時型、口腔アレルギー症候群、食物依存性運動誘発性アナフィラキシーの三つに分けられ、それぞれのアレルギー症状などを紹介。「血液検査が陽性でも実際に食べられる場合は食物アレルギーではない。体調不良時だけに症状ができることもある。乳、卵、小麦の3大アレルギーは3歳までに5割、6歳までに8〜9割が改善され、食べられるようになることが多いです」と話した。
 「アナフィラキシーの全ての症状を和らげる『アドレナリン自己注射製剤(エピペン)』を持っている子が増加している」と言い、エピペンの使用方法を実践。「打とうか打たないか、迷っていている間にアナフィラキシーは進行してしまいます。迷ったら打ち、119番通報をしましょう」と呼び掛けた。
 ワークショップでは、参加者たちが五つのグループに分かれ、保育園や幼稚園、学校で起こる可能性がある事例をテーマに、それぞれ対処方法などを話し合っていた。
 看護師の野口文子さんは「症状のある子どもを受け入れ、治療する立場だが、実際に保育園や教育現場でどのような対応をしているのか知りたくて参加しました。実際の対応などを学ぶことができてよかった」、小学校教諭の佐野奈美さんは「アレルギー症状がある児童がクラスにいなければ、対応方法が分からないケースがある。危機感を持ちながら学校生活を送り、大竹さんから学んだことを職員室内で共有していきたい」と話していた。