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【愛媛県】

引きこもりの子に安心を 四国中央で講演会 専門家が生活設計伝授

愛媛新聞 2020年2月12日(水)
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引きこもりの子どもがいる家庭の生活設計について話す畠中さん

 引きこもりの子どもを持つ家庭の生活設計について専門家がアドバイスする四国中央市社会福祉協議会主催の講演会がこのほど、同市三島宮川4丁目の市福祉会館であり、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんが公的制度や保険の有効な活用方法などを地域住民ら約130人に解説した。
 畠中さんは東京都を拠点に「働けない子どものお金を考える会」を主宰しているほか「高齢化するひきこもりのサバイバルライフプラン」などの著書もある。
 1日の講演で畠中さんは、親が亡くなった後に子どもが就労を諦めても穏やかに暮らせるよう、親が生前に資金計画を立てるよう呼び掛けた。
 「親が自分の人生が終わるとき、いくら資産が残りそうかを見積もることが重要」と語り、どの金融機関にどれだけ残高があるかを定期的に表に書き込む「貯金簿」の作り方を紹介。蓄えが目減りするペースを確認することを勧めた。
 生活保護には、食費や水道光熱費などが給付される生活扶助や、医療扶助、介護扶助などさまざまな種類があるとし「持ち家があっても資産価値によっては扶助が受けられる」など制度を正しく理解する大切さを伝えた。
 知的障害や発達障害の人とその親族が加入対象となる保険の活用実例なども説明。「電気、ガス、水道、電話などのライフラインは、親が亡くなった後に止められないよう、子どもの口座から引き落とすようにしておく」などと、トラブルを防ぐために親がしておくべきポイントも示した。