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【静岡県】

休校ストレスためないで、心の回復へ7要点 静大教授、HP公開

静岡新聞 2020年3月25日(水)
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心の回復につながるポイントをまとめた「レジりん通信」。高校生向けバージョンもある=23日午後、静岡市駿河区の静岡大静岡キャンパス

 新型コロナウイルスの感染拡大で児童・生徒が突然の休校を余儀なくされ、ストレスの蓄積が懸念される中、静岡大教育学部の小林朋子教授(学校臨床心理学)の研究室が「心の回復力」(レジリエンス)を働かせるのに大切な七つのポイントを資料にまとめ、ホームページなどで一般に公開した。小学生でも理解できるような平易な語り口調で紹介していて、県内外の学校でも活用されている。
 小林教授は県内の小中学校の協力で、児童・生徒のレジリエンスを研究している。臨時休校の要請直後、協力校の教諭から児童・生徒に戸惑いや、いら立ちが広がっていると聞き、子どもたちが主体的にレジリエンスを考えて過ごせるような資料として「レジりん通信」を作成。協力校や県養護教諭研究会などを通じて提供した。
 資料は研究室の学生が考案したキャラクター「レジりん」が語り掛ける形式で展開。七つのポイントとして、つながりや規則正しい生活の重要性を伝えているほか、気持ちを前向きにさせる「次に学校に行ったときに何をしたいか考えてみよう」「おうちでチャレンジしてみたいことはあるかな」といった呼び掛けも盛り込んだ。
 小林教授は「レジリエンスでは困難な中で何ができるか考え、行動することが大事。何が起こるか分からない時代を生き抜く上でも大切なこと」と話す。
 今回は休校中の過ごし方バージョン。今後県内の学校で感染が広がった場合、いじめや偏見が懸念されるとして、状況に応じ新たな「レジりん通信」の作成も検討するという。

  ■心の回復力を働かせる 七つのポイント
 (1)家族や友人とのつながりを大事にしよう
 (2)規則正しい生活をしよう
 (3)ゲームやスマホの利用時間をきちんと決め、守ろう
 (4)リラックスできることをしよう
 (5)次に学校へ行ったときにしたいことを考えよう
 (6)長い休みだからこそできることに挑戦しよう
 (7)家族など他人のお手伝いをしてみよう