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【徳島県】

嚥下障害に専門外来 ひのみね療育センター、障害児対象が県内初

徳島新聞 2020年7月7日(火)
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嚥下機能に不安を抱える子どもを診察する小児科医(右)=小松島市の徳島赤十字ひのみね総合療育センター

 徳島県小松島市の徳島赤十字ひのみね総合療育センターは、物を飲み込む嚥下機能に不安のある15歳以下の重症心身障害児を対象とした外来診療を始めた。障害児だけを専門とする嚥下診療は県内で初めて。

 食物を飲み込む際にむせたり肺炎を起こしたりする嚥下障害は、脳性まひによる神経の損傷や身体発達の遅れなどで喉の筋肉を動かしにくい障害児に起きやすい。

 外来診療では、センターの小児科医や歯科医、言語聴覚士らが医療チームを組んで治療。嚥下機能が改善する姿勢や口の動かし方、調理法、常用薬の見直しなどをアドバイスする。必要があれば手術も提案する。

 センターを利用する児童の保護者から嚥下機能に関する相談が頻繁にあり、昨春から岩本優子看護部長(59)が開設の準備を進めていた。

 6月26日にあった初の外来では、食物をかまずに飲み込む癖のある県内の男児(3)が受診。医師が体の発達具合や日頃の食生活、口腔内の異常などを確認し、保護者に対応策を伝えた。

 岩本部長は「嚥下機能の異常から、誤えん性肺炎で亡くなる重症心身障害児は多い。手遅れになる前に、不安のある方はぜひ一度受診してほしい」と呼び掛けている。

 外来診療は、毎月第4金曜の午後1時半と3時からで2人限定。第2金曜までに予約が必要。祝日は休診。次回受け付けは8月28日。

 問い合わせは徳島赤十字ひのみね総合療育センター<電0885(32)0903>。