ニュース
児童福祉

【山梨県】

児童虐待 根絶へ宣言 山梨県と市町村、啓発で連携

山梨日日新聞 2020年8月14日(金)
ニュース画像
児童虐待防止に関する共同宣言文のボードを掲げる長崎幸太郎知事(中央)と樋口雄一甲府市長(左)、佐野和広南部町長=甲府・県防災新館

 山梨県と全27市町村は12日、児童虐待防止に連携して取り組む「共同宣言」を発表した。虐待件数が増加傾向にあることや潜在化の危険性を踏まえ、「社会全体での児童虐待根絶」をうたっている。宣言文に長崎幸太郎知事と27市町村長の顔写真とメッセージを添えたチラシなどを作成し、普及啓発に取り組む。
 共同宣言では、全国的に児童虐待の相談件数が増えていることを踏まえ、「社会全体で『児童虐待を根絶する』という意識を高め、発生防止に取り組む必要がある」と強調。県と市町村、関係機関の連携を強化して「根絶に全力で取り組む」とした。
 甲府・県防災新館で行われたセレモニーには、長崎幸太郎知事と県市長会長の樋口雄一甲府市長、県町村会長の佐野和広南部町長が出席。長崎知事が宣言文を読み上げ「虐待を許さない強い決意で、県民一丸で取り組む必要がある」と述べた。
 県子ども福祉課によると、県内の2018年度の虐待相談対応件数は1492件で前年度比202件増加。新型コロナの感染拡大で家庭訪問などの支援がしづらい状況にあり、「潜在化している恐れがある」(同課)という。
 長崎知事と市町村長らのメッセージなどを載せたチラシは、県民への啓発活動に活用する。県は本年度中に県や市町村、関係団体による協議会を設立し、情報共有や支援体制の強化を図る方針。〈土屋圭佑〉