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【青森県】

社福法人 楽晴会が「人生食堂」スタート

東奥日報 2020年8月14日(金)
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「ボイス」のホールで「野菜ごろごろクリーム煮」を盛り付けるスタッフ

 青森県三沢市の社会福祉法人「楽晴会」(齊藤淳理事長)は8日、運営する施設利用者や生活に困っている人に無料の手作り弁当を届ける活動を初めて行った。活動の名前は「子ども食堂」ならぬ「人生食堂」。スタッフ約20人が調理や配達を分担、高齢者や障害者、子ども、生活困窮者などに計165食を届け、喜ばれた。

 弁当は「野菜ごろごろクリーム煮」とご飯。寄付された米やシチューのもとを活用、ジャガイモ、ニンジン、キャベツ、トウモロコシなど野菜は職員に呼び掛けて集めた。クリーム煮は三沢市の障害者就労トライアルセンターボイスの調理室で調理した。

 配達を受けたのは、楽晴会が運営する六戸町の養護老人ホーム、三沢市の児童デイサービスセンター3カ所や障害者就労トライアルセンターの利用者のほか、「青森しあわせネットワーク」を利用したことのある家庭。同ネットワークは、県内社会福祉法人が連携し、生活困窮者に食料提供や光熱水費支払いなどの緊急支援を行う仕組み。

 「堀口児童デイサービスセンターひかり」には米内山貞子常務理事らが22食を配達。保護者に1日でも弁当作りを休んでもらう狙いもあった中、弁当を受け取った保護者の一人は「助かります」。センターの担当者は「ありがたいという言葉を(別の保護者からも)いただいた」と話した。

 青森しあわせネットワークを利用した家庭には弁当配達を通じ、近況の確認も兼ねた。楽晴会ソーシャルワークセンターの中川れい子ソーシャルワーカーは「玄関で待っている方もいて、このような取り組みが必要とされていると実感した。もっと対象を広げ地域挙げて展開できないか、他の法人・団体や関係機関に協力・連携を呼び掛けていきたい」と話している。