都城市・真宗寺で開かれている子育てサロンに参加する親子
都城市久保原町・五十市認定こども園に隣接する真宗寺で助産師らが毎週開いている子育てサロンが、今年で5年目を迎えた。これまで産後の母親と乳児が対象のベビーマッサージなどに取り組み、写真共有アプリ「インスタグラム」などでも好評。企画・運営を担う同園の保育士野口清香さん(35)は「地域の人々を受け入れるという寺本来の役割に立ち返り、産後の母親らの居場所をつくることができれば」と語る。
同サロンが始まったのは、野口さんが2015年に長男を出産した際、自身と同じく不安を抱える母親らの助けになろうと、助産師らに協力を求めたのがきっかけ。育児休業中の母親が多いことを踏まえ、主に平日の昼間に週2回ほど開催。助産師によるベビーマッサージのほか、ヨガ教室や骨盤ケア、アロマ教室などの講師を招き、多様なプログラムを実施している。
乳児の体重測定のほか、「ちいきの図書館」と称して本の貸し出し、絵本のプレゼントも行っている。今後は子どもの発達に応じた育児の知識に関する教室の開催も検討している。
10月中旬には、夫婦や親子の適切なコミュニケーションが学べる講座を開講。8カ月の子どもと訪れた同市の竹添愛さん(35)は「子育てでの悩みを共感できた」と話していた。
サロンのオープン当初から講師として携わる助産師の西迫佳恵さん(45)は「産後うつのリスクもあるので、母親が自宅にこもってしまうのは最も避けなければならないこと。社会とのつながりをつくることが重要」と強調。野口さんは「母親のストレスが少しでも和らぎ、わが子を一層いとおしく感じてもらえるといい」と話している。野口さん(電話)090(7538)8618。
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