見守りたすきを身に着け、活動を紹介するチラシなどを手渡す杉田美海生徒会長(左)=若草南小
南アルプス・若草中は、生徒が地域の子どもたちや高齢者の見守り役となる「見守りたすき」の活動をしている。生徒は目印として、反射材付きたすきをかばんなどに付けて登下校し、困っている地域住民や子どもたちから声を掛けられた場合は助けるという。
同校によると、活動は当初は若草地区の小学校に通う児童の保護者や地域住民が防犯や交通安全を目的に始めたが、2018年からは同校の生徒も参加するようになった。目立つたすきを付けることで、生徒自身の交通事故防止や地域貢献の意識向上につながるという。
昨年は、登校中の児童が転び、ランドセルの中身が飛び散った状態で泣いているところを生徒が発見し、助けたことがあった。2年前にも、登校途中の生徒が畑でうずくまっている高齢女性を発見し、近くの自宅まで送り届けたことがあったという。
12日には、活動を地域の児童に知ってもらうため、生徒会役員が若草南小を訪問。杉田美海会長ら生徒会役員3人が、児童会のメンバーに「困ったことがあったら、いつでも声を掛けてほしい」と呼び掛け、活動について書かれたポスターとチラシを手渡した。
杉田会長は「自分のためにも、相手のためにもなる活動。広く知ってもらい、地域と交流を深めたい」と話した。若草南小児童会の青木直大会長は「たすきをつけている中学生を見ると安心感がある。自分も中学生になったら、生徒会の人と同じように頼られる人になりたい」と話した。
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