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【長崎県】

コロナ禍 出産、育児 孤立の危機 「誰かとつながりたい」 長崎の支援団体、7日に「プレママカフェ」

長崎新聞 2021年3月2日(火)
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妊婦や育児中の母親からは「サポートがあれば前向きに頑張れる」との声も聞かれた(写真はイメージ)

 新型コロナ禍は出産や育児にも影響を及ぼしている。感染を心配して里帰りできなかったり妊婦同士の勉強会が中止されたりして、妊婦や出産したばかりの母親が支えとなるつながりを築けず、孤立の危機に直面している。出産や育児のストレスや不安に拍車が掛からないようにと、子育て支援団体などが取り組みを進めている。
 昨年5月に第2子を出産した長崎市の女性(35)。第1子の時と比べ、一番変化があったのは「人との関わりの量」だったという。
 出産が近づいた昨年春から国内で感染が拡大した。女性は神奈川県、夫は兵庫県出身。悩んだ末、里帰り出産や実家の母に長崎へ来てもらうことは諦めざるを得なかった。生まれた子と女性の両親はまだ一度も会っていない。日々成長する子どもの写真や動画を送り続けているが「(女性の)両親は直接会いたがっている。家族に成長を見守ってもらえず、コロナ憎し」と語る。
 ただでさえ不安が大きい出産。さらに感染への不安がつきまとい、感染予防のためにさまざまな機会が失われた。産婦人科では入院中、夫や子どもとの面会は許されず、夫は出産に立ち会えなかった。以前なら頻繁にあった妊婦同士の交流会や勉強会も軒並み中止。ママ友と食事に行くのもはばかられた。
 身内や友人らと苦労を分かち合う機会を奪われた。どれだけ大切に思っていても、子どもと一対一で過ごす時間が長くなると、「『ああ、だめだ』『私、何のために生きているんだろう』という瞬間」があると明かす。女性は「自分一人じゃないと思えるだけで心の余裕が全然違う。何とかして誰かとつながる機会があれば」と願う。
 長崎市の子育て支援団体「トムテのおもちゃ箱」の和泉由理香さんは、コロナ禍で他者との交流が絶たれ、出産や育児に関する不安を解消できない妊婦が増えていると現状を語る。「他者のサポートや情報を得て、『赤ちゃんが泣きやまないときはどうするか』など、出産前後を切れ目なくイメージしておくことが虐待予防にもつながる」とアドバイスしている。
 同団体は妊婦を対象に、子どもの発育や出産・育児に関するサポート制度などを伝え、妊婦同士で悩みを分かち合う「プレママカフェ」を定期的に実施している。次回は3月7日午前10時半〜午後0時半、上長崎地区ふれあいセンター(同市片淵1丁目)で開く。問い合わせは同団体(電095.824.9211)。
 各自治体や県助産師会なども相談窓口を設けている。


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