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【鹿児島県】

公民館に「通いの場」開設1年 住民の絆深まる 鹿児島市・易居町

南日本新聞 2019年4月25日(木)
理学療法士の話に耳を傾ける参加者=鹿児島市の易居町公民館
理学療法士の話に耳を傾ける参加者=鹿児島市の易居町公民館

 鹿児島市の易居町公民館で、週1回開かれる高齢者の「通いの場」が4月、1年を迎えた。体操と多彩な講話が好評で、地域外からの参加者もいる。老人クラブの活動休止状態が長年続いていたことなどから、住民は「交流の輪が広がり、絆が強まった」と喜んでいる。

 市役所近くの、下町情緒が残る地域。易居町の民生委員児童委員の吉田寿賀江さん(70)によると、マンションが増え、住民同士のつながりの希薄さを危惧する声が住民から出ていた。

 同市小川町のデイサービス・居宅介護支援事業所おじゃったもんせから「公民館で通いの場を始めたい」と打診があったのは昨年初め。とんとん拍子に話が進んだ。

 集まりは毎週火曜日の午後。約1時間、介護予防体操でじっくり体を動かした後、お茶を飲みながら約30分、毎回異なるテーマの講話がある。理学療法士や管理栄養士、介護用品メーカー社員が講師として招かれる。

 参加者は毎回十数人。手押し車で訪れる近くの有馬イツ子さん(83)は「いろんな話がためになる。体操も無理なくできていい」。近くの温泉で「面白いからおいで」と誘う参加者もいて、口コミで評判が広がっているという。

 吉田さんは「住民同士のつながりが強くなってきたと感じる。講話も、知識として蓄え、必要なときに生かしてもらえたら」と話している。