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【栃木県】

介護に役立つプロの技学ぶ 介護労働安定センター栃木支所、従事者向け講座

下野新聞 2019年10月3日(木)
おむつ替えを実演する柴野さん(中央)
おむつ替えを実演する柴野さん(中央)

 介護時の排せつケアでよくあるトラブルの一つが大人用おむつの漏れ。介護者が苦労し、その上なかなか相談しにくい悩みだが、こつさえつかめば介護のスキルアップが図れる。近年は、介護される人の生きる力を引き出すとして介護美容にも注目が集まっている。介護労働安定センター栃木支所が介護職員向けに行った講座から、役立つポイントを紹介する。

■おむつ漏れ防止/四つのポイントを意識
 「しっかり尿取りパッドを当てれば、漏れは改善できる」と話すのは、排せつケア講座で講師を務めた衛生用品製造販売、白十字商品開発本部の柴野壮史(しばのたけし)さん。
 おむつと併用する尿取りパッドの容量はさまざまだが、柴野さんによると、排尿量は多くても1時間当たり100ミリリットル。おむつ交換の時間から逆算し、パッドを決めよう。
 おむつ替えのポイントは四つ。
 まず、尿取りパッドを指でしっかりつまむ。イメージとしては「W」の形になるように。つままずそのまま当てると山折りになり、尿が全て吸収される前に吸収体表面を流れて漏れの原因になる。
 二つ目は、パッドを尿道口に密着させるように当てること。尿を素早く吸収体の内側に閉じ込めることができる。
 三つ目は、おむつの太ももに当たる部分をそけい部内側にフィットさせること。おむつをはかせた後、前後を持って引き上げると、しっかりフィットしてずれにくくなる。
 四つ目は、おむつのテープをクロスに止めること。上側テープを仮止めし、下側テープを斜め上に向けて止めたら、仮止めした上側テープを斜め下に向けて止める。おなか回りは手が入るくらい余裕を持たせると、立った時に苦しくならない。
 柴野さんは「おむつ選びでサイズを迷った時は小さい方を選んで。大きいと空間ができて、漏れにつながる」とアドバイスする。