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【京都府】

お年寄りが枝豆収穫すると売り上げ分配 介護施設が企画「介護保険料の負担減に」

京都新聞 2019年11月6日(水)
枝豆の収穫をするデイサービスの利用者ら(京丹波町富田)
枝豆の収穫をするデイサービスの利用者ら(京丹波町富田)

 京都府京丹波町富田の通所介護施設「くろまめさん」は、利用者に黒豆の枝豆の収穫作業をしてもらい、売り上げを還元する取り組みを行っている。デイサービスを利用する高齢者が得意の農作業を生かして、生き生きと活動している。

 くろまめさんは隣接する敷地に畑をつくっており、施設の食材に活用してきた。今年から約250平方メートルで、京丹波町特産の黒豆栽培を始め、利用者が日常行ってきたことで時間を過ごしてもらおうと農作業を企画した。
 利用者は9日から1週間ほど、職員と一緒に枝豆を収穫し、枝豆の選別や出荷作業にあたった。枝豆はインターネット販売や利用者の関係者に直売し、収穫した約30キロをすでに完売した。販売で得た利益はすべて、農作業にかかわった利用者を中心に分配する、という。
 出荷作業をした上原良栄さん(94)は「外で作業をするのは体が楽になる。楽しいですわ」と笑顔。運営する「ひだまり介護」の稲葉耕太代表(36)は「お年寄りは体で作業を覚えているので、職員より上手。介護保険料も上がっており、利用者の負担軽減にもつながる。農産加工品などもつくって、できることを広げていきたい」と話した。